CALYPSOは20世紀に始まったカリブ海の音楽スタイルの1つであると同時に、島にニュースを広げる方法としても発展し、多くの島民はCALYPSOをもっととも信頼できる情報源であるとも考えていた。CALYPSOの歌詞は島の生活に関連するあらゆる話題をニュースにしていたので、カリプソニアンたちは政治腐敗に対してもはっきりと歌い、言論の自由を推し進めた。その気持ちを巣篭もり中にイメージして制作したのが、この「大人と子供の絵本」である。
CALYPSO TIMES 03
Issued April 20, 2020
Edit by M.C.BOO
Design by Jerry Ukai
Publisher Hakushin Inc.
limited edition
© 2020 Hakushion inc.
© 2020 CALYPSO
www.calypso.jp
価格:1500円
<参加アーティスト>
荏開津 広
執筆/DJ/京都精華大学、東京藝術大学非常勤講師、RealTokyoボードメンバー。東京生まれ。東京の黎明期のクラブ、P.PICASSO、MIX、YELLOWなどでDJを、以後主にストリート・カルチャーの領域で国内外にて活動。
小石 祐介
東京大学工学部卒業後、コムデギャルソンを経て、現在は国内外のブランドのプロデュースやリブランディング、デザイン、コンサルティングなどを行っている。また、現代アートとファッションをつなぐプロジェクトやキュレーション、アーティストとしての創作、評論・執筆活動を行っている。
M.C.BOO
1996年にビースティ・ボーイズと共演したライブがレコードになり、全米デビュー。「脱線3」としてメジャーフォースよりアルバム「バチルカ」をリリース。近年は音楽活動と共にアマナデザイン「オモシロ未来研究所」ディレクターとしてメディアに横断的に関わりながらオモシロを伝えている。
Snipe1
10代の大半を米国で過ごし、90年代前半のNEW YORKグラフィティに魅了され、94年日本に帰国。その後世界各国を渡り歩いた際、発見の連続で己のするべきことを見つけ出すが、国内では全く受け皿を発見できず、結局アンダーグランド街道を驀進。数々のグラフネームを持ち、今回は最初の名前でこのインスタレーションに参加、少しでも多くの方にこの現状を伝えるべく宣教者として活動を開始。アブストラクト、グラフィティラヴァー。固定観念にとらわれないMAD WORLDを絵や音楽等、各媒体で展開中。
Christian Mendoza
メンドーサのコンポジションは、ボリューム、シェイプ、フォームを生成するために使用した複雑なラインパターンで構成されていて、イメージの有機的な形状とその下にある建築構造が非常に美しく認められます。作品にはエネルギーがあり、彼のラテンアメリカでの過去と今のニューヨーク、そして旅行と生活を捉えています。
Jerry UKAI
アウトドアメーカーやファッションブランドのカタログや広告のディレクション、またCDジャケットデザインなど、ファッション〜カルチャー〜ミュージックの全方位にて活動中。アートユニット「ウルトラヘビー」のメンバーとしても魅力的に作品を生み出している。
早川 伸生
旅のお供にハサミを持ち、ライフ・ワークとして、世界中の人とコミュニケーションをしている。2020初夏には、自己プロデュース・アジトを出生地である新所沢にオープンする。
河合 浩
絵描き。茨城在住。日々生活の中で言葉にできない絵を書き続ける。